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05月14日(木)

Ice blue (by Paula R. Stiles)

2009 年5月7日号の Nature に掲載された FUTURES は Paula R. Stiles という作家の作品であった。この作家については聞いたことがなかったが、なかなか才能がありそうである。この作品 (Ice blue) では劇的なことはなにも起こらないが、短い中でなんともいえないムードをかもしだしている気がして、味わい深い佳編に仕上がっていると思う。

 内容を簡単に要約すると、人口過密時代の未来に、主人公は月で働いているが、仕事の関連で試したボストーク湖(南極にある氷河湖らしい)の底にもぐる仮想現実装置に危険なほどにはまっている。それは、その装置によって絶対的な孤独を味わえるからで、主人公を心配した同僚の女性もすぐに同じ装置にはまるというようなもの。最小限の状況説明しかないのに、未来の人口爆発時代における、プライバシーへの渇望感や孤独感がよくでていて、それこそ読者もその世界に誘うようなところがある。でもまあ、万人向けの作品とは言えないかもしれないが。
 

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