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08月30日(日)

John P. Boyd, "The Piltdownangel", Nature 460, 1050 (2009)

2009 年 8 月 20 日付け Nature 誌の Futures は、知らない単語が多数でてきて、ちゃんと理解できたかどうか自信がもてない。若干文学的な香りもあるが、「落ち」のようなものはまったくないようである。タイトルの Piltdown という言葉にしても、本文中で少しだけ説明があるが、英国で起こった偽化石事件であることがわからないと、何がなんだかわからなくなる。

 あらすじは、火星に人類が進出している未来、6つの翼をもつ、天使のようなヒト型の骨が、アルミニウムの棺に入った形で、アイルランドの湿地から発見された。エイリアンの骨かもしれないし、ねつ造かもしれない。主人公の古生物学者は悩む。この骨は現在の技術から見て、他の地球上の骨には見えない。しかし。。実はこの主人公の父は偉い学者だったのだが、弟子のゴーストライターがいい加減な内容を書いたのを見逃したため、無惨に失脚したという過去がある。化石がみつかった地層には現代のものがまじっているが、それはねつ造の証拠というわけではない。主人公は大発見の発表前に自問する。「小さな天使さん、君はいったいどこから来たんだい?」。

 大発見を前に逡巡する科学者の心情の描写としては、味わいがあるようにも思うが、時代背景などがストーリーに生かせていない気がする。

 今週から5つ星評価を始める。今回は星4 個とする。
 

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