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10月23日(金)

ガタカ (GATTACA、アンドリュー・ニコル、1997)

以前から見たいなと思っていた映画(もう製作から 12 年もたっている)をようやく見られた。映画の制作当時からみると、生命科学はさらなる発展をとげており、たとえば未来の再生医学の技術を使えば、主人公のような涙ぐましい努力はもう少し軽減されるかもしれないという気がするが、話の設定自体は今でも古びていないと言えるだろう。アンチユートピア的未来社会を描いた SF にだいたい共通するようなムードは陳腐ではあるが、にもかかわらず、全編を通して流れる乾いた叙情は素晴らしいと思った。

 ただ、イーサン・ホーク演ずる主人公はとにかく大変な努力の末に夢をかなえることができ、ジュード・ロー演じるエリートは最後に自殺してしまう結末には少し驚いた。日本映画だったら、ジュード・ロウの方も主人公に感化されて、本当に新しい生活を求めて旅立つ設定にするかもしれない。未来社会でそんなことは許されないのかもしれないが。ともかく、遺伝子が完璧でなくても頑張れば夢がかなうというメッセージなのだと思うが、がんばりだけではどうにもならない現実もあるわけで、この映画でいえば、主人公が弟に水泳で勝つ必要はなかったのではないだろうか。たとえかなわなくても、人間としての偉大さには関係ないというメッセージの映画にならないものかなと少し思った。
 

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